kintoneとは?
kintoneは、サイボウズ社が開発した、Webデータベース型の
業務アプリ構築クラウドサービスです。
「データベース、情報共有、コミュニケーションをひとつに」を
キャッチフレーズに【業務改善プラットフォーム】として開発された製品です。マウス操作で直感的に自社に合ったシステムが作成できる他、豊富なAPIを使う事により、他システムとの連携も可能となっています。
◆kintoneの背景
従来のシステム開発は、社内システム部門にてプログラム開発を行うか、システムインテグレータへの依頼が必要でしたが、日本国内においてはkintoneがリリースされてから、ユーザーが「業務システムは自分で作る」という考えや、開発会社においても「ユーザーと一緒に良いものを作っていく」という意識が浸透し始めています。
kintoneは「ローコード・ノーコード開発」ツールとして位置づけられている製品です。「ローコード・ノーコード開発」ツールとは、プログラミングスキルが無くてもアプリケーションを作成できるツールの事です。
勢いを増すDX化の流れの中、ITエンジニア不足が懸念される状況下であり、「ローコード・ノーコード開発」は、DXのキーワードとして位置付けられています。そのような状況下の中、kintoneに対する注目度も上がってきており、契約企業数も増えてきており、2020年11月現在、導入企業は18000社にまで増えています。
また、kintone自体の性能や機能も評価されており、
「日経コンピュータ 顧客満足度調査 2020-2021」クラウド基盤サービス(IaaS/PaaS)部門で、2年連続1位を獲得しています。
今後、益々、導入企業が増えていく事が予想されます。
◆kintoneの特徴
【kintoneが得意とする点】
- 社内に散在するExcelでの管理業務を、改善する事が得意です。
Excelでのデータ管理は手軽で便利ですが、「最新版管理が難しい」「複数人同時編集ができない」「マクロ作成者が居なくなると運用ができなくなる」等の問題があります。
kintoneはExcelデータを読み込むだけで、アプリが出来上がってしまいます。一旦アプリを作成してしまえば、複数人でデータ管理する事ができますし、Excelでお馴染みの関数やグラフ機能等も標準機能でサポートされてます。さらに、データに対して「コメント」を入れてメンバーで共有したり、「履歴機能」を使えば、「誰がいつ、このデータを修正したのか」もわかるようになっています。 - アプリ開発期間を大幅に短縮できます。
通常のスクラッチ開発では、システム開発期間は2ヶ月~半年、大きなシステムでは1年近くかかりますが、kintoneでのアプリ開発は、慣れてくれば1日~2日で終わる為、カスタマイズ等の肉付けは後からじっくりと行う事ができます。これは驚異的な開発スピードです。開発期間が短いという事は、何度でも作り直しができるという事を意味します。まず作ってイメージを共有し、イメージに合わない箇所は作り直すという「アジャイル開発」ができます。 - 社内に多く存在する、各種申請業務をアプリにするのが得意です。
【起票】⇒【申請】⇒【承認】といった申請用アプリを簡単に作れるようになっています。自分宛に申請が届いた場合、「お知らせ機能」で通知が届きますし、「未処理」となっている案件をポータル画面で確認できるようになっています。また、申請中の書類が何処で止まっているかを、利用者全員が確認できるので「あの申請、どこで止まってるの?」という問題も無くなります。複数のアプリを自由に作成できるので、社内に多く存在する申請業務をアプリにすれば、分かり易くなる上に、決裁にかかる時間も短縮されます。 - 企業間や複数団体間での情報共有が得意です。
通常、パッケージやアプリのライセンスは、契約した企業内でのみの利用に限定されていますが、kintoneはグループ企業間やサプライチェーンとの共用利用が可能です。
自治体であれば、医療機関や福祉施設との共用利用も可能です。 共用利用する際には、お互いに閲覧できる情報を制限する為に「スペース」機能を利用すると便利です。スペースに参加しているメンバーだけが閲覧できる情報を制御する事が可能な為、セキュアな環境での情報共有が可能です。また、アプリ内に登録されているデータは、「レコード単位」「項目単位」で閲覧や編集権限を設定できる為、社内であっても、「営業部門が入力できる項目」「経理部門が入力できる項目」「全員が閲覧可能な項目」等、細かく制御できます。
- 導入し易い料金体系と豊富なAPIやプラグイン。
初期費用無し。1ユーザー 月額 1500円 という安価な料金で利用できる為、従来システム導入が難しかった中小企業でも導入し易くなっています。 また、「アカデミック・ガバメントライセンス」が有り、教育機関や地方自治体、公共施設等では、1ユーザー 月額 900円で導入でき、この料金で、1000アプリまで作成できます。
導入企業の増加に伴い、APIの機能も日々増えており、標準機能では実現できない「かゆい所に手が届く」プラグインを提供しているIT企業も増えてきており、利用環境も充実しています。
【kintoneが不得意な点】
- 大企業での導入が難しい。
1ユーザー 月額 1500円 ですと、大企業では費用対効果が合わなくなります。ITベンダーに依頼したり、社内開発した方が安くなるといった現象が起きてきます。10人で利用しようが1万人で利用しようが、システム自体の開発費は変わりませんので、利用人数が多くなると、kintoneのようなクラウドサービスは利用し辛くなり、大企業には不向という結論になります。
逆に言えば、kintoneは、中小企業や自治体等の小・中規模の団体向けサービスという結論にもなります。 - 標準機能では、他のシステムとの連携や細かなエラー制御等が難しい。
他のシステムとの連携や細かなエラー制御は、APIを使ったカスタマイズが必要になります。カスタマイズは、TWORKSで対応致します。

